2012年10月18日木曜日

稲刈り!

 
遂に収穫の季節がやってきました。

イノシシの襲撃に怯えつつ、稲刈りのタイミングを
伺っていましたが、全体的に黄色く色づき
期も熟した模様。

二見が浦の田んぼは冬季湛水農法の3年目ということで
年々収量が増し、循環する農業を体感できる
貴重な場所になりつつあります。

無肥料、無農薬、不耕起。
年中、山からの水が棚田を流れ、
多様な生物の生態系を生み出しつつ、
土を肥沃にしていきます。


山からの栄養分と生き物の糞・死骸、苔に水草
そしてそれらを分解する微生物etc...

トロトロ・ふかふかな層が堆積する土。
年中、土を手に取って触ったり匂ったり。
自然農=土フェチ?

写真中央は水生昆虫タイコウチ。



そしてもう一か所、桜井神社近くに今年から始めた
二反の田んぼ。

ご近所さん4家族で共有し
荒地を開墾・造成し棚田へ。
(今年の1-2月は一輪車&スコップ作業の記憶しかない)

水路を確保し山から水を引いたまでは良かったですが、
知人にお借りしたトラクターが2度もいぼり、
害虫うんかが発生し稲をヤラれたり、
毎日出没して悪さするイノシシに悩まされたり。

年中、一難去ってはまた一難。
気が遠くなるような手作業の連続。
自然農でお米を作ることの大変さを痛感させられた次第です。

とはいえ仲間とあーだこーだ言いながら
対策を考えていく時間も何気に
楽しかったりして。
 

 
  秋の味覚「むかご」
朝の散歩中、いたる所にぶら下がってて採り放題。
 
一緒に炊いたご飯で作ったおにぎり持参で
いざ田んぼへ!

 
 
 
 
「ザクッ、ザクッ」
鎌を入れる感触が気持ちいい。
 
 
こちらは今回急遽手伝ってくれた福ちゃん。
 
彼も今年、大分県の山奥で自然農の米作りに
チャレンジして、見事イノシシに全滅させられたという
ナイスな男。
 
しかも開墾から田植えまで全て一人で。
 
来年4人目の子供が産まれるってのもスゴイ!
  
 
裸足が好きなTokijiku Jr.
もうすぐお兄ちゃんに!
 
 
自然の中に佇む春子さん
あっちの世界とこっちの世界の狭間に存在する3歳。
なにやら植物に話しかけてます。 
 
 
こちらは助っ人、ジーマーくん。
 
彼も有機農家で数年働いた経験があり、
本格的な農地を探して移住を検討中。
嫁も募集中とのこと。
 
 
 こちらは先に収穫を済ませた香米。
田んぼ横のひょうたん棚に。
 
 
 
 
田んぼ、ひょうたん棚の横にある鶏小屋。
この鶏糞を栄養にひょうたんが大きく成長します。
 
 
 右はTokijikuさん。
彼はこちらの田んぼで体験者として一区画を借り、
見事米作りに成功、収穫も済ませてます。
一連のノウハウは得たようです。
 
 
隣の竹林から切り出した竹を組んで
掛け干しに。
 
日が暮れる直前に作業終了。
お疲れ様でした~♪
 
***********
 
こちらの田んぼでは十数組の方に区画を貸出し
お米作りを体験して頂いたんですが、
これ以上無いってくらいの「知識・術」の習得ですよね。
 
経済崩壊しても、海外移住しても、
少量の種籾さえあれば生きていけます。
 
みんなでお米を自給して楽天的に生きましょう!
(とはいえ経済崩壊寸前の我が家の家計、
楽観視してる場合じゃないですが)
 
 

2012年10月17日水曜日

RAINBOW ASO 2012

 
あー、レインボー終わっちゃいました。
 
大自然と音楽、そして様々なマーケット。
 
こんな世の中になったらいいのにな~
っていう願望が皆の意識に擦り込まれ。。。
 
2005年以来振りのレインボーでしたが、
今回はホント子供だらけ。
 
リク坊も小学校サボって5日間ガッツリ
キャンプ楽しんでました。
 
 


今回リクとはほとんど別行動。
というか毎日一緒に朝ごはん作って食べて、
ふと気付いたらいなくなってる、、、。

夕方暗くなる直前にどうにか探して捕獲。

話聞くと、どこそこのお店手伝ってたとか、
友達になった誰々と遊んでたとか、
あと、出演者用の食堂の皿洗いしてたりとか。

どうにか食には困らなかったみたいで、
目ざといというかチャッカリ者というか。
子供にとっては社会性を学ぶ良い機会かも。



 
 今回は最終日のGOCOO、岡野弘幹、UAを繋ぐDJを
担当させて頂きました。
大御所ばかりなんで、雰囲気重視で控えめに。

そういえば、このブログ。
一応、レコード屋がやってるんですが
肝心のレコードが出てこない。
ブログ右端にレコードの入荷情報~って
書いてますが、、、。

この日のDJ後、何かけてんの?ってリアクションも
多々あったんで、かけた曲の中から
お店に在庫あるものを一部ご紹介!


BEAVER & KRAUSE
"BETWEEN THE SUN AND THE RAIN"

ムーグ~シンセ奏者の2人による、前衛崩れな一枚
ですが、この曲は60'S後半のフラワームーブメントを
引きずったような多幸感溢れる
サイケデリック・ジャム。


HOSONO HARUOMI "PARADISE VIEW"

返還前の沖縄を舞台にしたカルト映画の
サントラ。
琉球語のセリフに字幕入りという異色作で、
沖縄民謡の大御所、嘉手刈林昌さんに戸川純、
そして細野さん自身も出演してます。
琉球 meets NEW WAVEな楽曲あり。


KAHIL EL 'ZABAR "SUNRISE SERENADE"

アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC) 周辺の
パーカッション奏者。
以前、HENRIK SCHWARZがヤバいリミックスを
提供してた人です。
突き抜けたヴァイブの大自然讃歌?



アイヌの音楽 "イヨマンテの踊り"

日本の先住民「アイヌ」の音楽を、小泉文夫・
中村とうようさんの監修で現地録音した盤。
白老コタンのイヨマンテ(熊まつり)での
祭壇でうたい踊る実況盤。
不思議なトリップ感あり。


TERRY RILEY "JEWEL MOVEMENT"

著名ミニマリスト、テリー・ライリーの 1984年作。
仏映画のサントラとして制作された一枚で、
若きシタール・タブラ奏者KRISHNA BHATTとの
コラボレーション。
音の抜けとアシッドな飛びのシンセが。。。


LARAAJI "ESSENCE/UNIVERSE"

BRIAN ENOのアンビエント・シリーズの
第3弾でリリースしてた人ですね。
欧州アルプスの民族楽器で日本の琴にも似た
弦楽器「ZITHER」をエレクトリック化、
無展開の持続音だけで表現した天空の極楽音楽。
パソコンで作った安易なアンビエントとは
一線を画す本物ッス。


AKENDENGUE "ESERINGILA"

ピエール・バルーのSARAVAHからもリリースしてる
フランスのシンガー/ギタリスト。
パリの白人は買いそうにもないジャケットですが、
アフロ・カリビアンな極ユル曲が唯一の救い。


 
NEGRIL "HONEY CORAL ROCK"

キングストン録音でWAILERSのメンツや
CEDRIC BROOKS, JOE HIGGS、
そしてアメリカからCTIのERIC GALEなども
参加したジャズファンク寄りのレゲエバンド。
本流からはズレた感じが◎。


BE-IN (A PSYCHOACOUSTIC EXPERIENCE)

野外フェスの源流?
1969年4月6日N.Yのセントラルパークにて行われた
ピース・ギャザリング「BE-IN」の実況録音盤。
NO STAGE, NO AMPLIFIERS,
NO LIST OF ENTERTAINERS
片面34分に渡り、マイクを持って会場内を
歩き回って録音。
1969年というある意味今にも通じる時代のギャザリング、
様々な演奏、会話などが延々と収録されてます。

今回のレインボーでも地味~にミックスしてました。


意識の高いその瞬間を真空パックした世界各国の録音物を、
時代を超えて2012年の阿蘇で再生。

アイヌの祭壇でうたい踊ってた人達も、
まさか数千人の末端日本人に聴かれるとは
思ってもみないでしょうね。

時代、人種、文化を超えて
同列でミックスされ、流れの中で紡がれる
グローバルな視点。

経済的な格差や肌の色も関係なく、
音楽の意識の高さだけが
リスペクトされる世界。

その体現がDJカルチャーの面白い一面かも。

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UAの演奏途中、ゲストで阿蘇アンナプルナ農園の
正木高志さんがお話をされましたが、
60年代のコミューンは貨幣経済に加え政治までも
切り離してしまったことが失敗だったみたいなことを
話されました。

そして存続の危機と言える今の日本。
10年後は日本という国があるかどうかも
疑わしくなってきましたが、
僕らの無関心がここまで日本を堕落させた原因とは言え
機能してない政治にも「NO」を突き付けていくしか
先は見えてこない気もします。
ACTAの批准に加え、IMFに600億ドル(約4.7兆円)
カツアゲされてるし。。。



先日、九州大学の大学院生と話す機会があったんですが、
原発と瓦礫拡散の件に関して意見を聞くと、

*原発は経済を優先に考えてとりあえず再稼働
(再稼働しないと電気が足りない)

*被災地のことを考えると瓦礫拡散は仕方ない

え~~、マジっすか??? 

たまたま居合わせた友達も(丁度、12月にうきは市で
内部被ばくの無料講演会をやる話をしてた)、
大学院生の衝撃の発言に唖然。。。。。

年配の方ならまだしも、ネット世代の若者にも
洗脳マジックが効いてるとは。

ん~、お利口さんは危ない。

日本の教育システムも
同一規格のイエスマンを大量生産する
施設になっちゃってる気が。

リクの小学校、給食の牛乳(メグミルク)を止めたい
申し出をすると、嫁が校長先生に呼び出されて
なんだか他の親御さんに知られたくない模様。

子ども達みんなの健康に関する問題として
親~学校~教育委員会~国
全体で考えるべき事柄と思うんですが。

親も子も、集団からはみ出ると
圧力かかってしまうんですね。

とりあえずクラスで2人だけ
豆乳 or お茶にしてもらってますが。

言わないと変わんないし、
面倒くさい親と思われようが、
言いたい事言っていこうと思います。
もちろん笑顔で♪



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話が飛びましたが
実店舗は一応レコード売ってます。
あしからず。

 


2012年10月12日金曜日

収穫終了。

 
ひょうたんの完熟具合を確かめつつ
8月上旬からぼちぼち収穫、
生育が遅かった変形ひょうたんを
先日収穫し
今年も無事ひょうたん栽培が終了。
 
 
昨年は台風で棚が崩落したり、連作障害で収量が
少なかったりと諸々ありましたが、
今年はどうにか100個以上のひょうたん達が
確保出来ました。
 
形やサイズ、厚み等を精査し
20組程のスピーカーを作る予定です。

 
ひょうたんの端に穴をあけ
少量の土を入れて棒で突っつき
10日ほど水に浸けて腐敗させます。
 
土を入れるのは腐敗菌を混入させる為。

 
ドロドロに腐敗させ中身を抜いたのがこちら。
 
ちなみにひょうたんの腐敗臭は強烈で、
ビニール手袋は必須、住宅街ではまず無理な作業です。
 
4~5日おきに水を入れ替えて約2週間浸け置き、
ひょうたんの臭みを取っていきます。
 
 

 
天日で5日ほど干して完成。



 
スピーカーへ加工したものから
随時お店へ♪
 
是非、人生のお供に。