2012年5月8日火曜日

苗床

今年もお米作りの準備が始まりました。

 
こちらは二見ヶ浦近くの田んぼ。
先月苗床作りを終え、後は田植えのタイミングを待つのみ。

 

雑草やらコケやらで一般的な田んぼより見た目悪いですが
このテキトー感が自然農の良いところ。



昨年の稲刈り以降、冬の間も流れ込む
山からの養分をたっぷり蓄えてくれてます。



5センチ程に伸びた苗にやごが脱皮中。
成虫は黒っぽい色してますが、こちらはまだ乳白色。
(ピントがボケてますが。。。)
きれいな水の循環の中、様々な生物の営みがあります。
ほんと生命の宝庫。


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そしてこちらは桜井神社と二見ヶ浦を結ぶ中間に位置する
今年開拓した田んぼ。


手前は体験者用の小さい苗床。
各自で種籾を用意して頂きお米の品種もそれぞれ、
各々の都合の良い時に来て手入れし
各々の責任で試行錯誤し学びつつ、お米作りを楽しんで頂いてます。



糸島野北海岸の名物タコス屋でおなじみのクロちゃん親子。
この日来てた女性二人組は作業後お弁当食べて昼寝。


昨年の収穫から籾摺りせずに残しておいた籾を
一週間ほど水に浸けて芽を出します。
90%以上の確率で発芽するその生命力は流石です。


廃材の板で枠を組んで、その中にフカフカの腐葉土を敷き詰め
大まかに等間隔で種まきをします。
間隔が狭すぎると稲が育った際に風通しが悪く病気の原因に。

最後に濾した腐葉土ともみ殻燻炭を振り掛けて終了。
僕らは計20メートルの苗床を作ったんで昼寝する暇なし。

こちらで作るお米は紅吉兆という赤米と香米、
そして楽しみなのがイセヒカリという品種。

イセヒカリは伊勢神宮の神田にて、台風で全てのコシヒカリの
稲穂が倒れている中でただ2本だけ直立していたというお米で
「神の米」と言われてるそうです。

とは言えお米はお米、上も下もないんですが。






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